精選版 日本国語大辞典「素子」の解説
す‐ご【素子】
〘名〙 (「万葉集‐一」の「籠もよ み籠もち ふくしもよ みぶくしもち このをかに 菜採須児」の「菜採須児(なつますこ)」を「なつむすご(菜摘賤児)」と誤読したところからできた語) 卑賤な人。いやしい身分の者。しず。下衆(げす)。
※六百番歌合(1193頃)秋中・一三番「山田もるすこが鳴子に風触れてたゆむ眠を驚かすなり」 〔和訓栞(1777‐1862)〕
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