マスホホ(読み)ますほほ

日本歴史地名大系 「マスホホ」の解説

マスホホ
ますほほ

漢字表記地名「増幌」のもととなったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、河川名などとしてもみえる。当地一帯は近代に入って宗谷村に含まれた。「マスホホ」(夷諺俗話・東海参譚)のほか、「マシポポ」「マスポポ」(西蝦夷地日記)、「マスポポイ」「マスポポナイ」(観国録)、「マシホ」(協和私役)などと記される。「西蝦夷地名考」は「マシホ 本名マシブホなり。マシは鴎の事、ブホとは魚の多くよりてバチャバチャする事にて、此所へ鴎多く集て、魚のばちゃばちゃする如くなる故名付しと也」とする。「西蝦夷日誌」ではマシホホ、本名マシウホホという。「夷諺俗話」に「宗谷場所の内マスホヽの山奥へ姥百合を取に行きたり」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 桃花魚 砂浜 中略

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む