マハナディ川(英語表記)Mahanadi River

改訂新版 世界大百科事典 「マハナディ川」の意味・わかりやすい解説

マハナディ[川]
Mahanadi River

インド半島北東部第一の川。名称は〈大きな川〉の意。全長842km,流域面積13万2100km2。マディヤ・プラデーシュ州南東部のライプル南方40kmに発源し,標高250~300mのチャティスガル盆地で多くの支流を集めつつ東流し,オリッサ州サンバルプルで南に転じ,さらにオリッサ丘陵を東流しベンガル湾に注ぐ。河口に大三角州があり肥沃な水田地帯となっている。ここにはオリッサ第一の都市カタックおよび州都ブバネーシュワルがある。1957年中流部のサンバルプル近くにヒラクド・ダムが建設され,雨季乾季の差が激しかった川の流量はよく調節されるようになった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマハナディ川の言及

【オリッサ[州]】より

…海岸平野と内陸山地からなる。海岸平野の中央に幅80km,扇端部の長さ170kmの広大なマハナディ川デルタが広がる。同水系の年降水量は1400~1600mmで,その80%までが6~9月の南西モンスーン季に集中する。…

※「マハナディ川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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