改訂新版 世界大百科事典 「マハーバンドゥーラ」の意味・わかりやすい解説 マハーバンドゥーラMaha Bandoola生没年:1782-1825 第1次ビルマ戦争のときビルマ軍を指揮した司令官。アロン郡ヌガパイン村の出身で,幼名はマウン・イ。ボードーパヤー王の皇太子に仕えたが,皇太子の死後その子サガイン侯に仕えた。1813年ダバイン太守に任ぜられ,ボードーパヤー王のアッサム遠征やマニプル遠征に従軍して数々の勲功をたてた。21年のマニプル追討のときは参謀,アッサム攻略では副司令官を務め,23年シンマピュー島の帰属をめぐってインドと衝突が起きると司令官に任命された。パンワーの戦闘では戦果をあげたものの,24年イギリス軍に占領されたラングーンを奪回するため召喚され,25年4月1日ダヌビューで戦死した。執筆者:大野 徹 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by