マンガン触媒(読み)マンガンショクバイ

化学辞典 第2版 「マンガン触媒」の解説

マンガン触媒
マンガンショクバイ
manganese catalyst

マンガンが示す触媒作用を利用した触媒.マンガンの触媒作用として知られているのは酸化作用である.酸化物の有機化合物に対する酸化活性は高いが,部分酸化触媒としての選択性はよくない.完全酸化型である.酸化銅などとの混合触媒として一酸化炭素の酸化にも使われる.酸化ビスマスとの複合酸化物は,アンモニアの酸化による一酸化二窒素の合成触媒として実用化されている.また,マンガン有機酸塩はアルキル芳香族などの側鎖の液相空気酸化触媒として,コバルトとともに重要である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む