ミカドアリバチ(読み)みかどありばち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミカドアリバチ」の意味・わかりやすい解説

ミカドアリバチ
みかどありばち / 帝蟻蜂
[学] Mutilla mikado

昆虫綱膜翅(まくし)目アリバチ科に属する昆虫。体長は雌12ミリ、雄13ミリくらいの大形のアリバチ。雌は無翅、頭部腹部黒色胸部赤褐色。腹部第1~第3背板後縁に白い毛帯がある。雄は有翅、全体が黒色で、腹部背板の毛帯は雌に同じ。ミカドアリバチの雌はマルハナバチの巣に侵入し、寄生する。本州九州から朝鮮半島を経て中国に分布する。

[平嶋義宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「ミカドアリバチ」の解説

ミカドアリバチ
学名:Mutilla europaea

種名 / ミカドアリバチ
解説 / マルハナバチ類に寄生します。
目名科名 / ハチ目|アリバチ科
体の大きさ / ♂13~15mm、♀12mm前後
分布 / 北海道~九州
成虫出現期 / 6~8月

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