ミクサ石(読み)ミクサせき

最新 地学事典 「ミクサ石」の解説

ミクサせき
ミクサ石

mixite

化学組成BiCu62+(AsO43OH6・3H2Oの鉱物。六方晶系,空間群P63/m, 格子定数a1.363nm, c0.590, 単位格子中2分子含む。微細な六角針状結晶,毛状結晶の集合塊。緑色,透明ないし半透明,ガラス光沢。劈開なし。硬度3~4,比重3.77。薄片では無~緑色の多色性あり,屈折率ω1.730~1.750, ε1.810~1.830。Biの位置はAl, Ca, Co, Y, Ce, La, Ndと,Asの位置はPと置換して同構造のミクサ石グループを形成。含砒素鉱物を伴う銅・ビスマスタングステン鉱床の酸化帯に自然ビスマスなどとともに産する。日本では,岐阜県恵那郡蛭川村一柳のビスマス-タングステン-砒鉄鉱鉱脈の酸化帯にごく少量産したことがある。名称は原産地ボヘミアのヨアヒムスタールの鉱山官A.Mixaにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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