日本大百科全書(ニッポニカ) 「みちのく杜の湖畔公園」の意味・わかりやすい解説
みちのく杜の湖畔公園
みちのくもりのこはんこうえん
宮城県柴田郡川崎町にある国営公園。愛称は「みちのく公園」。日本初のダム周辺環境整備事業である釜房湖畔公園(かまふさこはんこうえん)を発展させ、1981年(昭和56)に事業開始、1989年(平成1)一部開園した。全面積647.4ヘクタール。釜房湖の豊かな水面、釜房山などの緑、背景には蔵王(ざおう)連峰を望む恵まれた自然環境を生かしたレクリエーション・エリアが整備されている。1997年10月には、東北各県の古い民家を移築して、ふるさとの風景をつくり出す「ふるさと村」が一部開園(2005年完成)、その後も2006年(平成18)にオートキャンプ場「エコキャンプみちのく」、2008年に広大な「風の草原」、2011年に「みちのく自然共生園」が開園するなど順次整備が進められ、2014年6月の「里山地区」の完成により全面開園した。
[編集部]