国営公園(読み)コクエイコウエン

デジタル大辞泉の解説

こくえい‐こうえん〔‐コウヱン〕【国営公園】

都市公園法に基づいて国が設置する、都市計画施設としての公園または緑地。一つの都府県の区域を超えるような広域見地から設置されるイ号国営公園と、国家的な記念事業として、または優れた文化的資産の保存・活用を図るために閣議の決定を経て設置されるロ号国営公園とがある。→国立公園国定公園
[補説]国営公園の一覧(全17か所、平成31年3月現在)
滝野すずらん丘陵公園(北海道)イ
みちのく杜の湖畔公園(宮城)イ
ひたち海浜公園(茨城)イ
武蔵丘陵森林公園(埼玉)ロ
昭和記念公園(東京)ロ
東京臨海広域防災公園(東京)イ
越後丘陵公園(新潟)イ
アルプスあづみの公園(長野)イ
木曽三川公園(岐阜・愛知・三重)イ
淀川河川公園(京都・大阪)イ
明石海峡公園(兵庫)イ
飛鳥歴史公園(奈良)ロ
備北丘陵公園(広島)イ
讃岐まんのう公園(香川)イ
海の中道海浜公園(福岡)イ
吉野ヶ里歴史公園(佐賀)ロ
沖縄記念公園(沖縄)ロ

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

国営公園

国が整備を自ら行う都市公園弥生時代環濠(かんごう)集落遺跡を抱える「吉野ケ里歴史公園」(佐賀)や、昭和天皇在位50年にちなんだ「昭和記念公園」(東京)など、文化資産の保護や国の記念事業として行われることが多い。74年7月に「武蔵丘陵森林公園」(埼玉)が開園以降、全国16カ所に広がった。うち12公園で入園料が必要で、全国一律400円(大人)。

(2008-04-18 朝日新聞 夕刊 2社会)

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大辞林 第三版の解説

こくえいこうえん【国営公園】

都市計画施設として国が設置する、公園または緑地。都府県を超えた広域の見地から設置するものと、国家的な記念事業または日本固有の文化的資産の保全・活用のため閣議決定を経て設置するものとがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国営公園
こくえいこうえん

1976年(昭和51)改正の都市公園法の規定によって国が設置する公園で、次に掲げる2種類がある。
(1)一つの都府県の区域を超えるような広域の見地から設置する都市計画施設である公園または緑地。都道府県、市町村が設置管理の費用の一部を負担する。都市公園法施行令によって誘地区域、面積(300ヘクタール以上)、位置、区域などについて技術的基準が定められている。イ号国営公園とよばれる。
(2)国家的な記念事業として、またはわが国固有の優れた文化的資産の保存および活用を図るため、閣議決定を経て設置する都市計画施設である公園または緑地。整備、管理の費用は国が全額負担。ロ号国営公園とよばれる。
 2010年(平成22)現在、国営公園は全国に17か所ある。(1)に該当するのが、北から滝野すずらん丘陵公園、みちのく杜(もり)の湖畔公園、常陸海浜公園(一般には、ひたち海浜公園と表記)、越後(えちご)丘陵公園、東京臨海広域防災公園、アルプスあづみの公園、木曽三川(きそさんせん)公園、淀川河川公園、明石(あかし)海峡公園、備北(びほく)丘陵公園、讃岐(さぬき)まんのう公園、海の中道海浜公園、(2)は、武蔵(むさし)丘陵森林公園、昭和記念公園、飛鳥(あすか)・平城宮跡歴史公園(平城宮跡区域は未供用)、吉野ヶ里(よしのがり)歴史公園、沖縄記念公園である。現地の管理は、財団法人公園緑地管理財団などに委託されている。なお、国営公園と国立公園は混同されがちであるが、国営公園は都市公園で営造物公園、国立公園は環境大臣が指定する自然公園で地域制公園であり、同じ「国」がつく「公園」でも中身はまったく違うものである。[池ノ上容]

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