ミドリユムシ(読み)みどりゆむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミドリユムシ」の意味・わかりやすい解説

ミドリユムシ
みどりゆむし / 緑螠
[学] Thalassema mucosum

環形動物門ユムシ綱キタユムシ科に属する海産動物。和名は体が緑色なため、また学名のムコサムmucosum粘液の意)は体が粘液でぬるぬるしているところから名づけられた。本州中部以南に分布し、砂泥底にかなり深い穴を掘ってすむ。体長7~12センチメートル、幅2~3センチメートル。体表は淡い緑色で、大きな濃緑色の皮膚乳頭で覆われ、とくに体の両端で密生する。吻(ふん)は短いへら状で、体内に陥入しない。腹側前方に鮮やかな黄色の腹剛毛が1対あるが、尾剛毛はない。同属のサビネミドリユムシT. sabinum、オウストンミドリユムシT. owstoni、ゴゴシマユムシIkedosoma gogoshimenseなどは広島地方に多くすみ、釣り餌(え)に用いられている。

[今島 実]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む