ミノゴメ(読み)ミノゴメ(その他表記)Glyceria acutiflora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミノゴメ」の意味・わかりやすい解説

ミノゴメ(蓑米)
ミノゴメ
Glyceria acutiflora

イネ科の多年草。本州以西,中国中部に分布する。水田や溝の中に生え,ムツオレグサの名もある。茎は高さ 60cmほどになり,葉は線形で薄く,筒状葉鞘をつくる。5月頃に,線形の花序をつけ,淡緑色の小花を 10個内外つける。食用にされることもある。なお別属のカズノコグサ Beckmannia syzigachneもミノゴメと呼ばれることがある。

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世界大百科事典(旧版)内のミノゴメの言及

【カズノコグサ】より

…また雑草ではあるが,多少耐塩性のあるところから海岸の湿地または内陸の塩湖等で牧草として利用可能である。以前にはこの草をミノゴメと呼んでいたが,本当のミノゴメはムツオレグサのことであるから,牧野富太郎が本種にカズノコグサの名をつけた。【小山 鉄夫】。…

※「ミノゴメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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