メカニカルブースタ(その他表記)mechanical booster

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メカニカルブースタ」の意味・わかりやすい解説

メカニカルブースタ
mechanical booster

高真空度を得るために後段に補助真空ポンプを用いるルーツ型真空ポンプ。補助真空ポンプの性能を増進 (ブースト boost) させることから,メカニカルブースタと呼ばれている。補助真空ポンプには油回転ポンプを用いるのが一般的である。2個のまゆ型ロータが互いにわずか ( 100μm 程度) のすきまを保ちながら逆方向に回転して排気を行うもので,内部潤滑油を必要とせず,油の劣化や油蒸気の逆流の心配がない。作動範囲も 103~10-1Pa と広く,高速回転が可能で大容量のものまでつくられている。圧力比が大きく圧縮熱のため内部が高温となるので,吐出し口直後の冷却やロータ内部の油冷却が行われる。性能には補助真空ポンプの性能の影響が大きい。

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