最新 地学事典 「メタヒューエッタイト」の解説
メタヒューエッタイト
metahewettite
化学組成CaV6O16・3H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群A2/m,格子定数a1.215nm, b0.3607, c1.844, β118.03°,単位格子中2分子含む。微細な繊維状ないし葉片状結晶のノジュール状,皮殻状集合。深赤色,土状~絹糸光沢,条痕褐赤色。劈開未決定,硬度未決定。比重2.94。薄片では淡黄橙~暗赤色,屈折率α1.70, β2.10, γ~2.23, 2V(-)~50°。わずかに水に可溶。ヒューエッタイトの脱水物に当たり,Na置換体のバーネサイトとは固溶体を形成。ウラン-バナジウム鉱床の酸化帯に各種の含水バナジウム酸化物(いわゆるバナジウムブロンズ)に伴う。名称はヒューエッタイトのメタ型の意。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

