デジタル大辞泉
「形成」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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けい‐せい【形成】
- 〘 名詞 〙 形作ること。整った形に作りあげること。
- [初出の実例]「封建の元素を形成するに及んで」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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形成
けいせい
Gestaltung; formation
人格形成,世界形成,文化形成などの用語にみられるように,一般的には,あるものを形づくること。哲学的には,既存の要素から新しい存在者をつくること。無からの創造や人間行為,情緒,情動などから区別される。形成力は自然,人間,神的存在にも帰せられる。形成の過程については,ギリシア以来さまざまな説明がなされてきた。アリストテレスは,「規定を受ける」質料 hylēが,「規定を与える」形相 eidosによって規定され,一つの対象として外に現れると考えた。この説は以後スコラ哲学を経て,現代の形而上学,自然哲学にも強い影響を及ぼしている。また美学的には,芸術作品の形象を作り出すこと,すなわち体験ないし感情の表現に一定の形式を与えて具体的な形態を生み出す作用をいう。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「形成」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の形成の言及
【多磨】より
…伝統文学の幽玄と明治の象徴主義を合わせた〈新幽玄〉〈新象徴〉を理念に,時代の復古的な機運に乗って,たちまち《[アララギ]》と歌壇を二分する新勢力をなした。白秋没後は門下によって運営されたが,52年に解散,木俣修の《形成》,宮柊二の《コスモス》などに分かれた。【河村 政敏】。…
※「形成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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