最新 地学事典 「ヒューエッタイト」の解説
ヒューエッタイト
hewettite
化学組成CaV6O16・9H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/m,格子定数a1.2290nm, b0.3590, c1.1174, β97.24°,単位格子中1分子含む。微細な繊維状ないし葉片状結晶のノジュール状,皮殻状集合。深赤色,土状~絹糸光沢,条痕褐赤色。劈開未決定。硬度未決定,比重2.62。薄片では淡黄橙~暗赤色,屈折率α1.77, β2.18, γ2.35, 2V(-)~60°。脱水してCaV6O16・3H2Oになったものが,メタヒューエッタイト,そのNa置換体がバーネサイトで,固溶体を形成。ウラン-バナジウム鉱床の酸化帯に各種の含水バナジウム酸化物(いわゆるバナジウムブロンズ)に伴う。名称は米国の地質学者D.F.Hewett(1881~1971)にちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

