メタポンチオン(その他表記)Metapontion; Metapontum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メタポンチオン」の意味・わかりやすい解説

メタポンチオン
Metapontion; Metapontum

イタリアタレンツム (現タラント) の西方にあった古代ギリシアの都市。ラテン名メタポンツム。前 700年頃建設されたアカイア植民市 (アポイキア ) 。一時繁栄したが,第2次ポエニ戦争に際し,カルタゴのハンニバルを支持して破壊され,以後往時の隆盛を取戻すことはなかった。ピタゴラスは前 470年頃にこの地で没した。前6~5世紀頃の神殿遺跡がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android