化学辞典 第2版 「メピバカイン」の解説
メピバカイン
メピバカイン
mepivacaine
N-(2,6-dimethylphenyl)-1-methylpiperidine-2-carboxamide.C15H22N2O・HCl(246.35).2,6-ジメチルアニリンとN-メチルピペコリン酸エチルとを縮合させてつくる.白色の結晶.融点150~151 ℃.味は苦く舌を麻ひさせる.塩酸塩は分解点262~264 ℃.水,メタノールに可溶.帝王切開手術などの局所麻酔剤で,0.5~3% 溶液が注射剤として用いられる.LD50 280 mg/kg(マウス,皮下).[CAS 96-88-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報