最新 地学事典 「メレンスキー・リーフ」の解説
メレンスキー・リーフ
Merensky reef
南ア,ブッシュフェルト岩体のCritical Zone最上部にある厚さ25cm~2mのペグマタイト質輝岩層で,薄いクロム鉄鉱層に挟まれ,かんらん石・輝石・斜長石などからなる。岩体の東西に各120km連続。Ni・Cu・Feの硫化物が多量に鉱染するほか,白金族とAuの異常濃集が特徴。1924年にこれを発見紹介したH.Merenskyにちなむ。総貴金属類の平均品位8.1ɡ/t, その代表的重量比はPt59%,Pd25%,Ru8%,Rh3%,Ir1%,Os0.8%,Au3.2%。1,200m深までの可採鉱量33億t。苦鉄質マグマの供給と晶出に伴う不混和硫化物融体の発生に関係するという説が有力。Stillwater複合岩体にも類似岩がある。
執筆者:中川 充
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

