モギリョフ州(読み)モギリョフ(その他表記)Mogilëv

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モギリョフ州」の意味・わかりやすい解説

モギリョフ〔州〕
モギリョフ
Mogilëv

ベラルーシ東部の州。州都モギリョフ。北部に丘陵があるほかは全域が平地から成り,ドネプル川,およびその支流ソジ,ベレジナ,ドルチなどの川が流れる。多くの地域は混合林地帯に属する。農業はアマ栽培と畜産が中心で,ライムギオオムギソバなども栽培。工業部門では機械 (モータ,農業機械,エレベータ,セメント工業用設備) ,木材加工,食品,皮革,繊維,セメントなどの工業が中心であるが,近年,化学 (化繊,ゴム) 工業も発展してきて,モギリョフ,ボブルイスクが中心である。ウクライナ,ポーランドと結ぶ鉄道,ハイウェーが州内を通り,ドネプル,ベレジナ,ソジの各川が水運に利用される。面積2万 9000km2。人口 126万 9000 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android