モハージル民族運動(読み)モハージルみんぞくうんどう(英語表記)Muttahida Qaumi Movement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モハージル民族運動」の意味・わかりやすい解説

モハージル民族運動
モハージルみんぞくうんどう
Muttahida Qaumi Movement

略称 MQM。パキスタン政党。シンド州南部のカラチを拠点に,インドから移住したイスラム教徒 (モハージル) を支持基盤とする。 1978年に設立。 87年 11月のカラチ市議会選挙では過半数を獲得し,翌年国政選挙でも第3党に躍進した。 93年5月,タリク党首が暗殺されたことにより,党内はアルタフ派とハキキ派に分裂した。また同年 10月の総選挙をボイコットしたため,テロ容疑で指導者層が逮捕され,党の活動も制限された。 97年2月の総選挙から活動を再開し,第3党につきパキスタン・ムスリム連盟連立内閣樹立

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