モフィット‐ヤンの式(その他表記)Moffitt-Yang equation

法則の辞典 「モフィット‐ヤンの式」の解説

モフィット‐ヤンの式【Moffitt-Yang equation】

ポリペプチド旋光分散についての式.α 螺旋ポリペプチドについて,アミド基の吸収ピークについて,螺旋軸に垂直な成分と平行な成分に分裂するとして,それぞれについての旋光分散がドルーデの式*を満足するとして最初モフィットが導いたが,後にモフィットとヤンは,合成ポリペプチドについて実測した結果,この吸収ピークの分裂は小さいので,その平均値を λ0 とおき,ドルーデの式の第二項までを組み入れて新しい下の式をつくった.これを,モフィット‐ヤンの式という.

λ0=212nmとすると α 螺旋ポリペプチドの旋光分散によく合致する.L-アミノ酸のポリペプチドの右巻き螺旋においては,b0 の値は-630となり,ランダムコイルでは0となるから,実測から得た b0 の値から α 螺旋の分率が求められる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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