ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モレナ山脈」の意味・わかりやすい解説 モレナ山脈モレナさんみゃくSierra Morena スペイン南部の山脈。メセタの南縁をなす。全長約 600km。東はアルカラス山脈に発し,マドロナなどの小山脈を抱いて,西はポルトガル国境に及ぶ。グアディアナ,グアダルキビル両川の分水界をなし,南端はアンダルシア平原を見おろす断層で終っている。南流してグアダルキビルに注ぐ諸支川は急斜面を浸食して深い峡谷をつくる。この山地は濃密な常緑低木林におおわれた荒涼たる地域で,古来スペイン発展の障害となった。リナレス北方のデスペニャペロス峠を越えてアンダルシア平原とカスティリアを結ぶ山道が主要連絡路。地質構造は断層や変成作用の跡を示し,きわめて複雑である。銅など各種鉱産物が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「モレナ山脈」の意味・わかりやすい解説 モレナ山脈もれなさんみゃく →シエラ・モレナ山脈 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by