ヤスリミズヘビ(その他表記)Acrochordus javanicus; wart snake; elephant's trunk snake

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤスリミズヘビ」の意味・わかりやすい解説

ヤスリミズヘビ
Acrochordus javanicus; wart snake; elephant's trunk snake

トカゲ目ヤスリミズヘビ科。体長は雄で 1.2m,雌で 2.3mに達する。完全な水生のヘビで,太い胴の皮膚がだぶついて皺が多い。鱗は小さくて瓦状に重なり合わず,陸上を歩かないので腹面の鱗も分化しない。体色は褐色ないし緑褐色。水中生活への適応性は鼻や口にも現れ,鼻孔は吻の上面中央に開いているうえに括約筋で閉じることができ,唇の内側が肉質で口をしっかりと閉じられるようになっている。また,産卵のために上陸することができないので卵胎生をし,一腹に 25~30匹ぐらいの子ヘビを水中で産む。東南アジアからオーストラリア北部にかけて広く分布し,よどんだ川や河口部にすみ,海中にも入る。行動はきわめてのろいが咬みつくときはすばやく,ほとんど魚だけを食べている。

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