ヤマブキベラ(読み)やまぶきべら(その他表記)yellow wrasse

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマブキベラ」の意味・わかりやすい解説

ヤマブキベラ
やまぶきべら / 山吹倍良
yellow wrasse
[学] Thalassoma lutescens

硬骨魚綱スズキ目ベラ科に属する海水魚。和歌山県以南の南日本から西太平洋、インド洋に広く分布する。体は長い紡錘形で側扁(そくへん)する。雌は全身鮮黄色で、頭部に数条の淡赤色帯、体側には鱗列(りんれつ)に沿った細い赤色線、背びれと臀(しり)びれにはそれぞれ1条の赤色帯がある。雄は尾びれの上下両端が細長く伸び、胸びれより後方の体は暗緑色、頭部には淡緑色の地に幅広い数条の赤色帯があり、胸びれの後半部は濃紫色である。全長25センチメートル。南西諸島ではもっとも普通のベラで、サンゴ礁にすむ。

[荒賀忠一]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む