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南西諸島 なんせいしょとう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

南西諸島
なんせいしょとう

九州島とタイワン (台湾) 島との間,太平洋上に飛び石状に連なる弧状列島海上保安庁水路部が用いはじめた行政上の地名。北半は薩南諸島と呼ばれ,南半は琉球諸島呼ばれる。薩南諸島は大隅諸島,吐 噶喇 (とから) 列島,奄美 (あまみ) 群島の3諸島および口之三島 (竹島,硫黄島,黒島) ,草垣群島宇治群島から成るが,狭義には上記3諸島をさすこともある。

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デジタル大辞泉の解説

なんせい‐しょとう〔‐シヨタウ〕【南西諸島】

九州南端から台湾へ連なる列島の総称。鹿児島県大隅吐噶喇(とから)奄美、沖縄県の沖縄先島(さきしま)の各諸島からなり、太平洋東シナ海を分ける。

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百科事典マイペディアの解説

南西諸島【なんせいしょとう】

九州島の南から南西方向に延び,台湾の東部近海まで連なる島嶼(とうしょ)群の総称で,琉球弧ともよぶ。西の東シナ海と東の太平洋を分け,与論(よろん)島以北の鹿児島県に属する薩南(さつなん)諸島と伊平屋(いへや)島以南の沖縄県に属する琉球諸島に二分される。

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世界大百科事典 第2版の解説

なんせいしょとう【南西諸島】

九州島南部から南西方向に台湾の東部近海まで連なり,東シナ海を太平洋から分ける弧状の島嶼(とうしよ)群の総称で,琉球弧とも呼ばれる。与論島以北の鹿児島県に属する薩南諸島と,伊平屋(いへや)島以南の沖縄県に属する琉球諸島とに大きく二分される。薩南諸島はさらに,北から大隅諸島(口之三島を含む),吐噶喇(とから)列島奄美諸島に分かれ,琉球諸島は北部の沖縄諸島(大東諸島を含む)と南部の先島(さきしま)諸島(尖閣(せんかく)諸島を含む)とからなる。

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大辞林 第三版の解説

なんせいしょとう【南西諸島】

九州南端から台湾との間に弧状に連なる島々。東シナ海と太平洋を画する。鹿児島県に属する薩南諸島と沖縄県に属する琉球諸島とに大別される。亜熱帯性海洋気候で、夏から秋には台風が多い。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔鹿児島県(沖縄県)〕南西諸島(なんせいしょとう)


九州南方沖から台湾にかけて弧状に連なる島嶼(とうしょ)群の総称。長さ約1200kmにわたり、東シナ海と太平洋を分ける。北部の薩南(さつなん)諸島と南部の琉球(りゅうきゅう)諸島に大別され、前者は鹿児島県、後者は沖縄県に属する。亜熱帯植物が茂り、日本海流の影響を受けて海岸には珊瑚礁(さんごしょう)が発達。台風の常襲地帯。北東部は霧島屋久(きりしまやく)国立公園、南西部は西表(いりおもて)石垣国立公園の両国立公園、中部に奄美(あまみ)群島国定公園・沖縄(おきなわ)海岸国定公園沖縄戦跡国定公園の3つの国定公園がある。古くより大陸や南方の文化を伝える重要な通路であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南西諸島
なんせいしょとう

鹿児島県の薩摩(さつま)・大隅(おおすみ)両半島の南方洋上、北緯30度50分付近から北緯24度付近まで、南西方向に弧状に連なる島々の総称で、琉球(りゅうきゅう)列島ともよばれている。北は種子島(たねがしま)、硫黄島(いおうじま)などに始まり、南西端は沖縄県与那国島(よなぐにじま)、波照間島(はてるまじま)、西表島(いりおもてじま)などに終わる。沖縄県のほぼ全域をなし、鹿児島県の島嶼(とうしょ)部の大部分を占める。この間の距離は約1200キロメートルに達する。中ほどにある与論島(よろんじま)と沖縄本島の間に両県の県境がある。この県境以北の島々を薩南(さつなん)諸島、以南の島々を琉球諸島とよんでいる。前者はさらに北部から大隅諸島、吐(とから)列島、奄美(あまみ)諸島と三分し、後者は沖縄諸島、先島(さきしま)諸島と二分してよぶこともある。
 大隅諸島のおもな島には屋久島(やくしま)、種子島が、奄美諸島には奄美大島、徳之島(とくのしま)、沖永良部島(おきのえらぶじま)が、沖縄諸島には沖縄本島、久米島(くめじま)が、先島諸島には西表島、石垣島、宮古島(みやこじま)などがある。現在の正式名称となっている「南西諸島」は歴史的意味があってつけられたものではなく、従来は主として海上保安庁水路部(現、海洋情報部)で用いられたものが1968年(昭和43)に協議決定されたものである。
 各島の地形・地質や歴史は、それぞれ個性的であるが、この海域が日本海流(黒潮)の流路にあたるため海水温が高く、北部の若干の島々を除き、サンゴ礁の島々とよぶにふさわしい。また歴史的には南方および大陸文化の通路「道の島」として重要な位置を占めていたことも事実である。現在では、温暖な気候、亜熱帯植生、サンゴ礁海岸の景観などを主眼とする国立公園や国定公園域となっている所が多い。[塚田公彦]
『中西進編『南方神話と古代の日本――古代東アジアの中の日本』(1995・角川書店) ▽帝国書院編集部著『地図で訪ねる歴史の舞台――日本』最新版(1999・帝国書院) ▽太田陽子著『変動地形を探る1 日本列島の海成段丘と活断層の調査から』(1999・古今書院) ▽東喜望著『沖縄・奄美の説話と伝承』(1999・おうふう) ▽住谷一彦、クライナー・ヨーゼフ著『南西諸島の神観念』復刻版(1999・未来社) ▽谷川健一編『日本の神々――神社と聖地13 南西諸島』新装復刊(2000・白水社) ▽町田洋・太田陽子・河名俊男・森脇広・長岡信治編『日本の地形7 九州・南西諸島』(2001・東京大学出版会) ▽佐々木高明著『南からの日本文化』上下(2003・日本放送出版協会)』

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世界大百科事典内の南西諸島の言及

【九州地方】より

…日本列島の南西部に位置し,九州本島と壱岐,対馬,五島列島天草諸島南西諸島など大小2500余りの島々からなり,北西方は朝鮮海峡を隔てて朝鮮半島と,南西方は台湾と隣接する。行政的には福岡,佐賀,長崎(以上北九州),熊本,大分(中九州),宮崎,鹿児島(南九州)と沖縄の8県に分かれる。…

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