20世紀日本人名事典 「ラウレスヨハネス」の解説
ラウレス ヨハネス
Laures Johannes
07の歴史学者,経済学者,宣教師 上智大学教授。
- 国籍
- ドイツ
- 生年
- 1891年11月21日
- 没年
- 1959年8月3日
- 出生地
- フレリンゲン
- 学歴〔年〕
- ウッドストック大学,コロムビア大学
- 経歴
- 1906年にブリュムのギムナジウムに入学、’13年4月にはイエズス会に入会し、第一次世界大戦では西部戦線の傷病兵看護に当たった。終戦後オランダで哲学及び神学を修め、’23年8月司祭叙階。のちアメリカに渡ってウッドストック大学やコロンビア大学などで哲学・神学とともに経済学を学び、コロンビア大学で博士号を取得。’28年に来日し、上智大学経済学部教授に就任、経済学を講じたが、のちにキリシタン研究を志し、同大学内に北京ペイタン教会図書館文献やマニラ聖トマス大学図書館文献などを集めてキリシタン文庫を設立。’42年同大学に史学科が創設されると同時に同学科長に就任した。また著述活動も旺盛に行い、’57年キリシタン文献目録「吉利支丹文庫」を大成させた。著書は他にも「聖フランシスコ=ザヴィエルの生涯」「高山右近の生涯」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報