ラカー係数(読み)ラカーけいすう(その他表記)Racah coefficient

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラカー係数」の意味・わかりやすい解説

ラカー係数
ラカーけいすう
Racah coefficient

量子力学において,角運動量合成に関して用いられる係数。3つの角運動量 J1J2J3 を合成するには,先に J1J2 を加えてから J3 を加える場合と,先に J2J3 を加えてから J1 を加える場合の2つのやり方がある。この2つの異なる順序で組立てた固有関数の間の変換係数をラカー係数という。

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