ラジェーチニコフ
らじぇーちにこふ
Иван Иванович Лажечников/Ivan Ivanovich Lazhechnikov
(1792―1869)
ロシアの小説家。イギリスのW・スコットの影響を受け、生彩に富み、かつ同時代の他の作品よりも史実に忠実な歴史小説を書いて高い評価を受けた。代表作は、ピョートル大帝とスウェーデン王カール12世との北方戦争を描いた『最後の新兵』(1831~33)および、ドイツ人ビロンが権力を振るったアンナ女帝時代(1730~40)の宮廷抗争を扱った『氷の家』(1835)。
[灰谷慶三]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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