岩石学辞典
「ラミナイト」の解説
ラミナイト
(1) リズマイト(rhythmite)のうち,ひんぱんな葉理(lamina)をもつものは,必ずしも周期的に繰り返すとは限らないので,葉層(laminae)の形成で規則的な周期性との関係を避けるために,リズマイト(rhythmite)の代わりにラミナイトという語を用いた[Knopf : 1951].(2) ロンバルドは葉状の堆積物で,特にフリッシュ(flisch)相に伴われる砕屑岩で,種々の形式の葉理構造をもつものとした.頁岩と互層するラミナイトIと,単層の内部で葉理構造が見られるラミナイトIIとに区分される[Lombard : 1963].ラミナイトIIはタービダイトの内の上部に見られる葉理で特徴づけられる部分のみが特に発達したもの[木村ほか : 1973].(3) 葉状(laminated)の火成岩で,普通はガラス質の組成をもつ岩石[Philip : 1936].(4) 成因は問わずに細かい葉理が発達した砕屑岩をいう[地学団体研究会 : 1996].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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ラミナイト
laminite
細かい葉理がよく発達した砕屑岩のこと。B.Sander(1936)が成因を問わない記載的な用語として最初に提案。A.Lombard(1963)は,砂岩泥岩が繰り返すタービダイト,およびそれに伴われる葉理の発達した細粒岩に対して,それぞれlaminite Ⅰ,laminite Ⅱを用いた。一方,周期の完全性を強調するために,リズマイトから区分して,葉理が規則的に繰り返すものをラミナイトと呼ぶ用法(A.Knopf, 1951)もある。
執筆者:礒見 博・公文 富士夫
参照項目:リズマイト
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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