ランタン谷(読み)ランタンだに(その他表記)Lantang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランタン谷」の意味・わかりやすい解説

ランタン谷
ランタンだに
Lantang

ネパール中央北部,トリスリー川の最上流ヒマラヤ山中の谷。首都カトマンズよりトリスリーバザール町を経てトリスリー川を北上する道は,ネパールよりチベットへ抜ける道の一つとして利用されてきた。ランタン谷はランタンリルン山 (7245m) の直下約 4000mの高さまで比較的切り開かれた歩道が続き,いくつかの部落が点在している。高さ 4000mの高原状の地には牧場と酪農工場があり,チーズバターが生産されている。近年トレッキングの代表的コースになっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android