リコレッタ岩(読み)リコレッタがん(その他表記)ricolettaite

岩石学辞典 「リコレッタ岩」の解説

リコレッタ岩

デルターが最初に記載してヨハンセンが命名した岩石[Doelter : 1902, Johannsen : 1920].暗色で弱いアルカリ性の斑糲(はんれい)岩で非常にCaに富む斜長石を含む岩石である.灰長石は40%で,チタンオージャイトを40%含み,正長石や少量の黒雲母,橄欖(かんらん)石などを含んでいる[Johannsen : 1920].イタリア,南部チロル地方のモンゾニ(Monzoni)山,リコレッタ(Ricoletta)に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android