精選版 日本国語大辞典 「正長石」の意味・読み・例文・類語
せい‐ちょうせき ‥チャウセキ【正長石】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
カリ長石の一種。アルミニウムとケイ素が完全に無秩序に配列して単斜晶系になっている玻璃(はり)長石(サニディン)から、一部秩序的に配列してなお単斜晶系を保っている狭い意味での正長石(オルソクレース)までをさすことがある。さらに秩序配列が進めば三斜晶系の微斜長石になるので、厳密な意味での正長石の存在はたいへん限られている。カリウムを置換してナトリウムが入りうるが(曹長石成分にして約50パーセントモルまで)、カリウムの多い部分とナトリウムの多い部分が離溶して細かい縞(しま)模様をなすことがあり、これをパーサイトという。花崗(かこう)岩など酸性深成岩、半深成岩の重要な構成鉱物として産する。花崗岩質ペグマタイト中には巨大な塊や自形結晶がみられる。氷長石とよばれるものは、だいたいが正長石に属すると考えてよく、熱水性鉱脈の脈石鉱物として産する。ほかに片麻岩、スカルン、結晶片岩を切る脈、変成層状マンガン鉱床、石灰岩あるいは苦灰岩中に自生鉱物として産する。微斜長石、玻璃長石とは外観上区別はできないが、産状によって後者とはある程度識別が可能である。陶磁器やガラス原料として重要である。とくにペグマタイト、アプライト、花崗岩の風化分解物(サバ石)、石英粗面岩質岩などから採掘される。英名は劈開(へきかい)が直交することから、きちんとした割れ口の意味のギリシア語に由来する。
[松原 聰]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…
[カリ長石]
KAlSi3O8(Or)。結晶構造上の違いによって,高温サニディン,低温サニディン,正長石,マイクロクリンに分けられる。違いは,主として結晶構造中のAlとSiの並び方の秩序度による。…
※「正長石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
アデノウイルスの感染により、発熱、のどのはれと痛み、結膜炎の症状を呈する伝染性の病気。感染症予防法の5類感染症の一。学童がプールで感染して集団発生するのでプール熱ともいう。...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新