コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

正長石 せいちょうせき orthoclase

翻訳|orthoclase

6件 の用語解説(正長石の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

正長石
せいちょうせき
orthoclase

(K,Na)AlSi3O8アルカリ長石の一種でカリ長石 KAlSi3O8 を主成分とする鉱物。カリ長石 ( Or と略す) とアルバイト ( NaAlSi3O8 。 Ab と略す) の比率でいえば,Or100 から Or70Ab30 までの組成をもつ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

せい‐ちょうせき〔‐チヤウセキ〕【正長石】

カリウムを含む長石の一種。白・黄・桃色などで、ガラス光沢がある。柱状結晶。単斜晶系花崗岩(かこうがん)ペグマタイト中に産出。窯業の原料。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

正長石【せいちょうせき】

低温型のカリ長石単斜晶系。柱状結晶。硬度6〜6.5。比重2.56。無色,白色,灰色など。ふつう花コウ岩,ペグマタイト結晶片岩中に多く含まれる。化学組成はKAlSi3O8を主体とし,Kを一部Na,Caで置換している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

せいちょうせき【正長石 orthoclase】

カリ長石KAlSi3O8の一種。カリ長石には高温サニディン,サニディン,正長石,マイクロクリンの4種類があり,前者ほど高温で安定であり,構造中のSiとAlの配列が無秩序である。正長石は深成岩や比較的高温の変成岩によく見られる。カリ長石はアルバイトとの間に固溶系列をつくり,アルカリ長石と総称される。高温サニディン,サニディン,正長石は単斜晶系に属するが,マイクロクリンはSiとAlの秩序化が進んだため三斜晶系である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

せいちょうせき【正長石】

カリ長石の一種の鉱物。単斜晶系。色は白ないし淡紅色を示し、ガラス光沢がある。花崗かこう岩や片麻岩などに見られる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

正長石
せいちょうせき
orthoclase

カリ長石の一種。アルミニウムケイ素が完全に無秩序に配列して単斜晶系になっている玻璃(はり)長石(サニディン)から、一部秩序的に配列してなお単斜晶系を保っている狭い意味での正長石(オルソクレース)までをさすことがある。さらに秩序配列が進めば三斜晶系の微斜長石になるので、厳密な意味での正長石の存在はたいへん限られている。カリウムを置換してナトリウムが入りうるが(曹長石成分にして約50パーセントモルまで)、カリウムの多い部分とナトリウムの多い部分が離溶して細かい縞(しま)模様をなすことがあり、これをパーサイトという。花崗(かこう)岩など酸性深成岩、半深成岩の重要な構成鉱物として産する。花崗岩質ペグマタイト中には巨大な塊や自形結晶がみられる。氷長石とよばれるものは、だいたいが正長石に属すると考えてよく、熱水性鉱脈の脈石鉱物として産する。ほかに片麻岩、スカルン、結晶片岩を切る脈、変成層状マンガン鉱床、石灰岩あるいは苦灰岩中に自生鉱物として産する。微斜長石、玻璃長石とは外観上区別はできないが、産状によって後者とはある程度識別が可能である。陶磁器やガラス原料として重要である。とくにペグマタイト、アプライト、花崗岩の風化分解物(サバ石)、石英粗面岩質岩などから採掘される。英名は劈開(へきかい)が直交することから、きちんとした割れ口の意味のギリシア語に由来する。[松原 聰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の正長石の言及

【長石】より


[カリ長石]
 KAlSi3O8(Or)。結晶構造上の違いによって,高温サニディン,低温サニディン,正長石,マイクロクリンに分けられる。違いは,主として結晶構造中のAlとSiの並び方の秩序度による。…

※「正長石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

正長石の関連キーワードアルカリ長石長石玻璃長石カリ長石ラパキヴィアンチペルト石パーサイト状微斜カリ長石カルシアルカリック花崗岩花コウ岩(花崗岩)

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone