法則の辞典 の解説 リップマン‐シュウィンガー方程式【Lippmann-Schwinger equation】 量子力学的粒子の定常散乱を扱うための方程式.この種の粒子の定常散乱は,全ハミルトニアン H(自由粒子ハミルトニアン H0 と相互作用のハミルトニアン V との和)の散乱状態固有関数 ua(±) で記述されるのだが,この ua(±) の満足する次の方程式をリップマン‐シュウィンガー方程式という. ただし ua(0) はエネルギー Ea をもつ初期自由粒子状態で,Haua(0)=Eaua(0) の解である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報