リツ子その死(読み)リツコソノシ

デジタル大辞泉 「リツ子その死」の意味・読み・例文・類語

りつこそのし【リツ子・その死】

檀一雄小説。病没した妻の律子をモデルとする。昭和23年(1948)から昭和25年(1950)にかけて「人間」「改造」などに掲載された作品群をまとめ、昭和25年(1950)「リツ子・その愛」とともに刊行

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のリツ子その死の言及

【檀一雄】より

…以後,軍隊生活と満州,中国放浪の旅をつづけるが,44年《天明》で野間文芸奨励賞を受賞。戦後しばらく沈黙し,自己の従軍体験と亡妻遺児との生活体験を描いた《リツ子・その愛》《リツ子・その死》(ともに1950)で文壇に復帰。51年《長恨歌》《真説石川五右衛門》で直木賞を受賞。…

※「リツ子その死」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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