普及版 字通 の解説
16画
[字訓] いえる・へる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。〔説文〕七下に「疾(やまひ)、瘉(い)ゆるなり」とあり、〔書、説命上〕「(も)し瞑眩(めんげん)せざれば、厥(そ)の疾(い)えず」とみえる。〔説文〕に「敕鳩切(チウ)」と附音するが、声の字にその音をみない。おそらく療と声義の近い字であろう。
[訓義]
1. いえる、病がなおる。
2. へる、へらす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イユ
[語系]
lyuは療()liと声近く、(薬)jikとも声義の関係のある語である。
[熟語]
健▶・減▶・痊▶・損▶・▶・差▶・疾▶
[下接語]
夷・少・微
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報