リルウ(読み)りるう

日本歴史地名大系 「リルウ」の解説

リルウ
りるう

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか岬名として記録されている。天保郷帳には「アツケシ持場」のうち「リルウ」とみえ、当地一帯は近代に入って真竜しんりゆう村に包含された。仮名表記は「リルウ」(東蝦夷地場所大概書・東行漫筆・廻浦日記)のほか「リロ(木村「蝦夷日記」)、「リルイ」(谷「蝦夷紀行」)、「リルト」(「蝦夷日誌」一編)がある。谷「蝦夷紀行」に「リルイ(中略)此、沼口にて西岸の嘴なり」(寛政一一年七月二日条)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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