リルウ(読み)りるう

日本歴史地名大系 「リルウ」の解説

リルウ
りるう

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか岬名として記録されている。天保郷帳には「アツケシ持場」のうち「リルウ」とみえ、当地一帯は近代に入って真竜しんりゆう村に包含された。仮名表記は「リルウ」(東蝦夷地場所大概書・東行漫筆・廻浦日記)のほか「リロ(木村「蝦夷日記」)、「リルイ」(谷「蝦夷紀行」)、「リルト」(「蝦夷日誌」一編)がある。谷「蝦夷紀行」に「リルイ(中略)此、沼口にて西岸の嘴なり」(寛政一一年七月二日条)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む