リー=エンフィールド銃(読み)リー=エンフィールドじゅう(その他表記)Lee-Enfield rifle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リー=エンフィールド銃」の意味・わかりやすい解説

リー=エンフィールド銃
リー=エンフィールドじゅう
Lee-Enfield rifle

イギリスのエンフィールド製造所で開発された短弾倉式の連発銃。 SMLE (Short Magazine Lee Enfield) 銃と呼ばれ,1902年にイギリス陸軍に制式採用された。その後3度改良され,26年以降 SM LE・No.3MkIII型小銃と呼ばれた。口径 7.69mm,全長 113cm,重量 3.9kg,給弾方式は箱弾倉 10発,前・後方照準具付き。遊底操作が楽で射手の疲労が少いことが長所であるが,精確な射撃に難があり,39年ブリティッシュ・ライフル No.4Mk1が新小銃として制式化された。

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