ルベッチャヲシマ(読み)るべつちやおしま

日本歴史地名大系 「ルベッチャヲシマ」の解説

ルベッチャヲシマ
るべつちやおしま

アイヌ語に由来する地名。天保郷帳には「シヤリ持場」のうち「ルベツチヤヲシマ」とみえ、当地一帯は近代に入り斜里しやり村に包含された。仮名表記は「ルベツチヤヲシマ」のほか「ルベツチヤヲシマエ」(東行漫筆)、「ルウヘツチヤウシナイ」(西蝦夷日誌)などがある。クスリ(釧路)よりシャリ越の道筋にあたり、「東行漫筆」に「泊カモイノミヒラ、一里陸路通行、トンダクシベツより夷船ニ而三里船路」で「ルベツチヤヲシマエ」に至り、さらに四里半ほどの船路でシャリに着くと記されている(文化六年四月一九日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 此処

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android