ル・メイ
るめい
Pamphile Le May
(1837―1918)
カナダの詩人。フランス系。ケベックの生まれ。オクターブ・クレマジ、ルイ・フレシェットと並んで、19世紀後半のフランス系カナダの有力な詩人の1人だった。カナダ東海岸のフランス系植民者の悲劇を歌ったロングフェローの長詩『エバンジェリン』L'Évangélineの韻文訳でデビューし、ソネット形式による叙情詩や寓話(ぐうわ)詩などを発表している。そのほか散文作品として短編集もあるが、やや時代に取り残された感がある。
[西本晃二]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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