法則の辞典 「ルート効果」の解説 ルート効果【Root effect】 水素イオン濃度が高いとき,呼吸色素(ヘモグロビン)に結合する酸素の量が低下する現象.ボーア効果*は水素イオン濃度の上昇によって酸素解離曲線が右方向に移動するのだが,ルート効果では下方に移動する.多くの硬骨魚類では顕著なルート効果をもつものが知られていて,うきぶくろ(鰾)における酸素の分泌に寄与していると考えられている. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報