ルート効果(その他表記)Root effect

法則の辞典 「ルート効果」の解説

ルート効果【Root effect】

水素イオン濃度が高いとき,呼吸色素ヘモグロビン)に結合する酸素の量が低下する現象.ボーア効果*は水素イオン濃度の上昇によって酸素解離曲線が右方向に移動するのだが,ルート効果では下方に移動する.多く硬骨魚類では顕著なルート効果をもつものが知られていて,うきぶくろ(鰾)における酸素の分泌に寄与していると考えられている.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android