レスポンス関数(読み)レスポンスかんすう(その他表記)optical transfer function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レスポンス関数」の意味・わかりやすい解説

レスポンス関数
レスポンスかんすう
optical transfer function

光学結像系が物体の形や強度分布をどの程度に正確に結像するかの目安となる関数。物体および像の強度分布をフーリエ級数に展開したときの空間周波数スペクトルを A(f) ,B(f) ,光学系のレスポンス関数を T(f) とすれば B(f)=T(f)A(f) で表わされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のレスポンス関数の言及

【OTF】より

…この場合のコントラストおよび位相の変化を空間周波数(正弦波状のチャートの周波数)の関数として表示したのがOTFで,とくに前者をMTF(modulation transfer functionの略),後者をPTF(phase transfer functionの略)と区別する。日本では一時期,用語としてレスポンス関数が用いられたが,現在では国際的にOTFに統一されている。【田中 俊一】。…

※「レスポンス関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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