レトロルシン

化学辞典 第2版 「レトロルシン」の解説

レトロルシン
レトロルシン
retrorsine

12,18-dihydroxysenecionan-11,16-dione.C18H25NO6(351.41).セネシオアルカロイドの一種.キク科Senecio retrorsusS. isatideus中に見いだされる.融点215 ℃.-49°(クロロホルム).加水分解によってレトロネシン(retronecine.C8H13NO2.融点121 ℃.+50°(エタノール))とイサチネシン酸(C10H16O6.融点146 ℃.-9°(水))に分解する.肝細胞毒素で肝臓腎臓腫瘍を起こす.[CAS 480-54-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android