レドリキア
学◆Redlichia
節足動物門三葉虫綱Redlichiida目の一属。少(胸)節矮尾型。頭鞍は長く,3対の側溝をもつ。眼は長く,頭鞍前葉から頭部後縁に達する。後頰型の顔線が発達。胸節数は11~17。尾板はきわめて小さいが,複数節からなる。レドリキア類とオレネルス類は,モロッコ・スペイン・シベリア以外の地域では相互に排他的に発展して,レドリキア区とオレネルス区を形成し,カンブリア紀前期の海を二分した。レドリキア区は現在の中国・朝鮮半島・オーストラリア・パキスタン・イランなどの地域を含む。カンブリア紀の示準化石。
執筆者:金子 篤
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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レドリキア
Redlichia
節足動物門三葉虫綱レドリキア目レドリキア科の代表属。半円形から半長円形の頭部をもつ。頭棘は発達しており,頭鞍は長く,前方にややせばまり,3対の頭鞍溝がある。眼はやや大きく三日月形。 11番目の胸節には長い軸棘を生じる。尾は小さく矮尾形。アジア,オーストラリアのカンブリア紀の示準化石。ヨーロッパ,アメリカのオレネルス区に対立した生物区を形成していた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のレドリキアの言及
【三葉虫】より
…進化の傾向としては,小尾→等尾→巨尾の向きが知られている。(1)小尾型――レドリキアRedlichia カンブリア紀前期(2)等尾型――イラエヌスIllaenus オルドビス紀~シルル紀(3)巨尾型――スクテルムScutellum シルル紀~デボン紀 頭部の体節構造は中軸部を形成する頭鞍に見いだされていて,頭鞍溝と頭鞍葉とが認められる。前者は,本来頭鞍を完全に横切る溝構造であるが,進化傾向の一つとして頭鞍全体がふくれるため,中央でしばしば不連続となり,左右で対をなす頭鞍溝となる。…
※「レドリキア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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