最新 地学事典 「レポンティン変成作用」の解説
レポンティンへんせいさよう
レポンティン変成作用
Lepontine metamorphism
中央アルプスのペンニン帯には,大陸衝突後のアルプス変動による中圧型の変成岩類が分布している。この中圧型変成岩類分布域を特にレポンティン帯と呼び,またそれらを形成した変成作用をレポンティン変成作用と呼んでいる。この変成作用の最高温度はレポンティン帯の中央部で達成されているが,レポンティン変成作用は周囲の地質体へも影響を与えている。その結果,ペンニン帯の高圧変成岩類の放射年代も部分的にリセットされていることから,アルプスの年代論を複雑にしている。
執筆者:板谷 徹丸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

