レラン大修道院(読み)レランだいしゅうどういん(その他表記)Abbaye de Lérins

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レラン大修道院」の意味・わかりやすい解説

レラン大修道院
レランだいしゅうどういん
Abbaye de Lérins

フランス修道院。 390~410年頃ホノラツスによってカンヌ湾のレラン諸島のサントノラ島に創立された。5世紀に知的活動の中心地として知られ,アルルヒラリウス,レランのビンケンチウスらを生んだ。のちにベネディクト会則を採用し,978年クリュニーの改革を取入れた。 1791年国有化されたが,1871年シトー会士によって修道院として再建された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android