ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロシア会社」の意味・わかりやすい解説
ロシア会社
ロシアがいしゃ
Russian Company
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…前者は各自の資本と各自のリスクにおいて貿易を営む貿易商人のギルド的団体で,16世紀の冒険商人組合merchant adventureres companyがその一例である。後者はメンバーが拠出した資本を結合し,永続的な一企業として貿易を営み損益を分配する,いわば先駆的な株式会社であって,最も古いのは1555年に特許状を下付されたロシア会社(モスコー会社Muscovy Companyともいう)であり,最も重要であったのは1600年に設立され,一時,日本(平戸)にも商館をおいたイギリス東インド会社である。ヨーロッパ大陸ではオランダ東インド会社(1602設立),フランス東インド会社(1664設立)がよく知られている。…
…しばしば〈組合〉の訳語があてられ,中世ギルドの直系といってよい前者は,15世紀にイギリスからの羊毛輸出を握っていたステープル・カンパニーや16,17世紀に北西欧への毛織物輸出を独占した冒険商人組合(マーチャント・アドベンチャラーズ)などに代表されるが,ほかにバルト海貿易を展開したイーストランド会社(1579創設)や1592年に改組されてからのレバント会社(東地中海・トルコ貿易を独占した)などがある。他方,初期のモスコー会社(Muscovy Company,別名ロシア会社,1555設立)やレバント会社(1581年の創設時から92年まで)は合本制をとった。とくに1600年に成立する東インド会社は合本制会社の典型となった。…
※「ロシア会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...
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