ロタール3世(その他表記)Lothar Ⅲ

改訂新版 世界大百科事典 「ロタール3世」の意味・わかりやすい解説

ロタール[3世]
Lothar Ⅲ
生没年:1075-1137

ズップリンゲンブルクSüpplingenburg家のザクセン大公(在位1106-37),ドイツ国王(1125-37),神聖ローマ皇帝(1133-37)。ザリエル家の皇帝ハインリヒ4世,ハインリヒ5世に対するザクセン貴族反対派の領袖(りようしゆう)。ローマ教皇と聖界諸侯の強い支持をうけ,シュタウフェン朝のシュワーベン大公フリードリヒ2世独眼公を抑えて王位につく。ウェルフェン家のバイエルン大公ハインリヒ倨傲(きよごう)公に息女ゲルトルートを嫁し,また,イタリアのマティルダ領を与えて,彼をみずからの後継国王たらしめようとしたが果たさなかった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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