ロマスデサモラ（読み）ろますでさもら（英語表記）Lomas de Zamora

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ロマスデサモラ
Lomas de Zamora

アルゼンチン中部，ブエノスアイレス州北東部の都市。首都ブエノスアイレスの南東郊にあり，ブエノスアイレス大都市圏の一部をなす。 16世紀末にさかのぼる古い町で，おもに住宅地区として発展したが，首都の発展に伴って工業中心地となり，化学，電機，セメントなどの工業が立地する。市内には大規模なイギリス人入植地があり，イギリス人用の学校や教会が設置されている。周辺一帯を含めたロマスデサモラ地区の人口 57万 2769 (1991推計) 。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日本大百科全書(ニッポニカ)

ロマス・デ・サモラ
ろますでさもら
Lomas de Zamora

アルゼンチン東部、ブエノス・アイレス州北東部の工業都市。ブエノス・アイレスの南16キロメートルに位置する。都市圏人口58万7485（2001）。第二次世界大戦後、工業基地として発展し、セメント、化学、電気機器などの工場がある。市名は、16世紀末、ブエノス・アイレスを創設したフアン・デ・ガライの随行者サモラに、この地域一帯が与えられたことにちなむ。

［今井圭子］

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)