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工業都市 こうぎょうとしindustrial city

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

工業都市
こうぎょうとし
industrial city

都市存立の基盤が工業機能にある都市。一般には,工業人口比率の高い都市をいう。古くから存在した都市が産業革命工業都市に転化したものと,工業化に伴って新しく誕生したものとがある。またそこに集積する工業の性格によって,単一工場の立地によって支えられている単一工業都市,同種多工場の立地によるもの,異種多工場の立地によるものなどに区別され,大部分の工業都市は最後の型に属する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

工業都市
こうぎょうとし
manufacturing city

工業が都市の機能のうちで、もっとも優位を占めている都市。産業革命以前には手工業によって製品を生産している都市もみられたが、都市の多くは政治や商業などの機能を主とした消費都市であった。産業革命後、工業製品の大量生産が機械化によって可能となり、多くの労働者を集めて工業都市が成立した。したがって工業都市を近代都市ともいうことができる。
 工業都市の景観として、巨大工場や中小工場の集団、鉄道、道路網と流通的施設、さらに工業従業者のための住宅、福利厚生施設がみられる。なお、人口規模に対して、地域の中心地としての商業や事務管理機能など第三次産業部門の機能が劣っていることが多い。工業都市では公害を引き起こして、生活環境を破壊するおそれが多く、そのため公害対策、緑化、都市の再開発などによって健全な都市へ変容しようとしている。工業都市を決める指標としては、工業(製造業)従業者の全産業従業者に対する比率を用いることが多い。なお、同種の工業が集まっているか、巨大な一企業の影響の強い工業都市を、単一工業都市また企業城下町とよび、それに対して総合的に各種の工業が発達している都市を総合工業都市とよぶ。また、工業の立地によって臨海工業都市と内陸工業都市に区別される。工業都市の例として日本では川崎、北九州、日立、尼崎(あまがさき)などがあげられる。[沢田 清]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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