ローゼン石(読み)ローゼンせき

最新 地学事典 「ローゼン石」の解説

ローゼンせき
ローゼン石

rozenite

化学組成FeSO4 ・4H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/n, 格子定数a0.5945nm, b1.359, c0.794, β90.5°, 単位格子中4分子含む。微細柱状結晶の霜柱状集合。無~白~帯黄~帯緑色,透明~半透明,絹糸~土状光沢。劈開未決定。硬度未決定,比重2.2~2.3。水に可溶。温度・湿度などによって結晶水が変化しやすい。薄片では無色,屈折率α1.528, β1.537, γ1.545, 2V(±)~90°。Feを置換してMg, Mn, Co, Znなどが入り,同構造のアイレス石族を形成。Mg:スターキーアイト(starkeyite),Mn:アイレス石,Co:アップロウアイト(aplowite),Zn:ボイルアイトが存在。黄鉄鉱を含む風化した岩石の表面や金属硫化物鉱床の坑道の壁に吹出し物として生成される。日本では京都府福知山市富国鉱山などから産出。名称はポーランドの鉱物・岩石学者Z.Rozen(1874~1936)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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